建築済証、耐震基準適合証明書等の必要書面は、必ず提示を求めるようにしましょう。

建築基準法違反の見抜き方

住居は、人の生活の本拠です。
建築基準法は、「人の生命・健康・財産」を保護するための「最低基準」を設けた法律ですから、この基準さえも順守できていない建築物は、非常に危険です。

 

では、建築基準法違反の物件、いわゆる「欠陥住宅」か否かは、どのようにすれば見抜くことができるのでしょうか?

 

建築基準法の定める基準には、材料や構築物の質はもちろん、構造計算など専門的知見を要するものが多数存在し、一般の方ではその点まで見抜くことは残念ながら不可能といってよいでしょう。

 

他方で、物件選びの都度、専門家に同伴してもらい調査を求めるのでは費用や時間の点から現実的ではありません。

 

しかし、だからといって何もしないことは、やはり適切ではないでしょう。

 

そこでまずは、一般の知見からでも見つけられる方法をご紹介します。

 

まず、建築物を直接閲覧する機会となる、「内覧」において、チェックする方法を紹介します。

 

ボール

例えば、有名な方法ですが、ボールを床に置く方法がありますね。
これにより、ボールが転がれば、その建築物が傾いているのではないかという疑念がわくからです。

 

他にも、

  • 部屋の隅から隅まで歩き、浮き沈みや軋み音をチェックする
  • 床と壁の間にトランプ等のカードを投げ、入ってしまわないかを確認する
  • 窓や扉の開閉を何度か行い、立て付けが悪くなっていないかを確認する
  • 壁の色などから、カビや腐食等が発生していないかを確認する(特に水回りの多い台所や洗面所など)

等の方法が考えられるでしょう。

 

また、建築済証、耐震基準適合証明書等の必要書面は、必ず提示を求めるようにしましょう。

 

これらの内容を精査できれば理想ですが、もしそれが難しくとも、
業者が「初めからあるのに出さない」、「出し渋る」等があれば疑うきっかけとなります。

 

これらの調査は、いずれも欠陥住宅か否かを見抜くための、端緒にしかすぎません。

 

しかし、こうした方法で疑念が生じれば、そこを起点に、欠陥住宅かどうかを精査するきっかけが生じます。
そのため、こうした調査により、疑念が生じた場合には、その段階で即決せず、専門家に相談することをおすすめいたします。